問題1
半径6cmの円があります。この円の中心角が90°のおうぎ形があり、さらにこのおうぎ形の内部に、円の中心と弧の両端を結ぶ二等辺三角形があります。おうぎ形の面積から二等辺三角形の面積を引いた部分(斜線部)の面積を求めなさい。円周率は$\pi$とします。
解法
このような問題は、おうぎ形の面積から三角形の面積を引くことで、求めたい射線部の面積を求めることができます。
実際の解答例は下記のような手順で進めていきます。
おうぎ形の面積を求める
この問題の円$O$の半径は6cmで、中心角が90°なので、おうぎ形の面積は
$6×6×\pi×\frac{90}{360}$
$=36×\pi×\frac{1}{4}$
$=9\pi$
よって、おうぎ形の面積は$9\pi$$cm^{2}$になります。
二等辺三角形の面積を求める
次に三角形の面積を求めていきます。
この問題では、円周角が90°であるため、おうぎ形の中にある三角形は直角二等辺三角形になります。
よって、三角形の面積は
$\frac{1}{2}×6×6$
=18
三角形の面積は18$cm^{2}$になります。
射線部の面積を求める
それぞれの面積が求まったので、射線部の面積は
$(9\pi-18)cm^{2}$となります。
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