理系科目を頑張って勉強をしているけど、なかなか点数が伸びてこないと悩んでいる中学生、高校生は少なくないのではないでしょうか?
理系科目の成績はいきなり点数が伸びるということは滅多にないですが、徐々に点数を伸ばしていくための学習方法はあります。
その学習方法とは、「基礎学習」と「応用学習」のバランスを自分のレベルに合わせて調整していくことにあります。
結論から言えば、まずは基礎をしっかり固め、その上で段階的に応用力を身につけていくことが最も効果的です。このバランスを自分の学習レベルに合わせて調整して行うという方法で、着実に点数を伸ばしていけるでしょう。
基礎学習の重要性
まず理系科目の学習において、基礎の重要性は何よりも強調されるべきです。
その理由は、理系科目の基礎はその先の応用問題を解くための土台となるからです。
もう少し具体的に言えば、理系科目の応用問題は、基礎知識が複数組み合わさった形で問題になることが多いため、一部の基礎知識が十分に身についていないと、応用問題で解答ができないという壁にぶつかってしまうことがあるからです。
そのことを踏まえた上で、基礎学習には以下のような利点があります。
1. 概念の理解を深める
基本的な概念や原理を丁寧に学ぶことで、その科目全体の理解が深まります。
例えば、数学では四則演算や方程式の解き方、物理では力学の基本法則などが該当します。これらをしっかり理解することで、より複雑な問題に取り組む際の解答に至るまでの考えや選択肢が増えていきます。
2. 自信をつける
基礎問題を確実に解けるようになることで、学習に対する自信が生まれます。自信をつけることで、少しずつ問題の難易度を上げていこうと思えるようになってきます。
3. 効率的な学習につながる
基礎が身についていれば、応用問題に取り組む際にも素早く解法にたどり着けます。基礎的な計算ミスも減少したり、知識を思い出すのに時間がかからなくなるなど、本質的な部分に集中できるようになります。
4. 長期的な学力向上
基礎を固めることで、新しい単元や上級学年の内容を学ぶ際にもスムーズに理解できるようになります。これは、中学から高校、高校から大学への進学時にも大きな強みとなります。
これらの利点は代表的なものになりますが、人によってはもう少し別の利点を感じることがあるかもしれません。
ここまで基礎学習の重要性をお話してきたところで、その基礎学習を効果的に進めるコツをいくつか提案しておきます。
基礎学習を効果的に行うためのコツは以下の通りです。
- 教科書やノートを丁寧に読み返す
- 基本問題を繰り返し解く
- 公式や定理を暗記するだけでなく、その意味や導出過程を理解する
- 疑問点はすぐに先生や友人に質問する
これら以外にも自分が基礎知識を効率的に身につけられる方法があるということであれば、その方法と並行して進めていくといいでしょう。
応用学習の意義
ここまで、基礎の重要性と基礎知識を効率的に身につけるコツを紹介してきました。
冒頭でも述べましたが、理系科目の点数を上げていくためには、これらの方法で基礎をしっかり固めた後に徐々に応用学習にシフトしていくことが重要です。
応用学習には次のような意義があります。
1. 思考力の向上
応用問題に取り組むことで、ここまでの学習で身についた知識を組み合わせて、新しい問題に対応する力が身についていきます。
これは、実際の試験や模試での解答正答率の向上につながります。
2. 知識の定着
基礎知識を様々な角度から活用することで、その知識がより深く定着します。
例えば、化学の反応式を覚えるだけでなく、実際の現象と結びつけて考えることで、より確実な理解が得られます。
3. 興味・関心の拡大
応用問題は往々にして実生活や最先端の科学技術と結びついています。これらに触れることで、学習内容への興味が深まり、自発的な学習意欲が高まります。
このように応用問題は、基礎知識がある前提で取り組むことで上記のような意義を見出します。
そのため、応用問題をただ単に点数を伸ばすために取り組むのは「作業」となってしまい、あまり身につかなかったり、少し捻った問題に対応できなくなってしまいます。
これらを踏まえた上で、応用学習を行ってもらうことになりますが、応用学習を効果的に進めるためのポイントは以下の通りです。
- 基礎問題が確実に解けるようになってから取り組む
- 難易度を徐々に上げていく
- 解き方だけでなく、問題の背景や応用範囲についても考える
この中で、より重要なのは「基礎問題が確実に解けるようになってから取り組む」ということと、「難易度を徐々に上げていく」ということです。
この2つに共通するポイントは、段階的に学習を進めるということです。
ステップアップした学習は確かに大事ですが、ステップアップのレベルを間違えると、問題が解けずに学習のモチベーションを下げたり、自分がどこまで知識が身についたのかが分からなくなってしまい、学習効率が下がる可能性もあります。
なので、最初のうちは慎重過ぎるぐらいでもいいので、段階的に学習レベルを上げるようにしましょう。
基礎から応用へのスムーズな移行
ここまで、基礎学習と応用学習の取り組み方などを提案してきましたが、実際には基礎学習から応用学習へのシフトは、一朝一夕には行えません。段階的なアプローチが必要です。
なので、ここからはおすすめの学習の移行の仕方をお話します。
以下に、効果的な移行のためのステップを紹介します。
1. 基礎の確認
まず、基本的な概念や公式をしっかりと理解し、基礎問題を迷わず解けるようになっているか確認します。
これは、単元ごとの小テストや演習問題集を活用して行えます。
2. 簡単な応用問題への挑戦
基礎が固まったら、少し難易度の上がった問題に挑戦します。
この段階では、基本的な知識を少し変形して使う程度の問題が適しています。
例えば、数学なら文章題、物理なら複合的な力が働く問題などです。
3. 解法の分析
応用問題を解く際は、単に答えを出すだけでなく、その解法のプロセスを丁寧に分析します。
どの基礎知識をどのように活用したのか、なぜその方法で解けるのかを考えることが重要です。
4. 難易度の段階的上昇
徐々に難しい問題に挑戦していきます。
この際、つまずいたら無理に先に進まず、一度基礎に立ち返ることも大切です。理解できない部分があれば、それに関連する基礎を再度学習します。
5. 多様な問題への取り組み
同じタイプの問題だけでなく、様々な形式や状況設定の問題に挑戦します。
これにより、知識の柔軟な応用力が身につきます。
上記の方法がおすすめですが、ここの移行の部分についても自分の学習レベルや知識に応じて調整するといいでしょう。
効果的な学習サイクルの確立
前項に加えて、基礎から応用へのスムーズな移行を実現するためには、効果的な学習サイクルを確立することが重要です。
以下に、理想的な学習サイクルの例を示します。
1. 予習
新しい単元に入る前に、教科書やノートで概要を把握します。分からない用語はあらかじめ調べておきます。
2. 授業
集中して授業に臨み、疑問点はその場で解決します。先生の説明を自分の言葉でノートにまとめることで、理解度が高まります。
3. 復習
その日学んだ内容を、できるだけ早いうちに復習します。基本問題を解き、概念の定着を図ります。
4. 基礎演習
単元ごとに基礎問題を繰り返し解きます。間違えた問題は必ず見直し、なぜ間違えたのかを分析します。
5. 応用演習
基礎が固まったら、徐々に応用問題に取り組みます。最初は教科書レベルの応用問題から始め、徐々に難易度を上げていきます。
6. 総合演習
定期的に過去の単元も含めた総合問題に挑戦します。これにより、幅広い知識の活用力が身につきます。
7. 振り返りと改善
定期的に自分の学習方法を振り返り、効果的だった方法や改善点を明確にします。必要に応じて学習計画を調整します。
このサイクルを繰り返すことで、少しずつですが基礎力が身についていき、それと同時に応用力をバランスよく伸ばすことができます。
まとめ
改めてになりますが、理系科目で高得点を目指すには、基礎学習と応用学習のバランスが重要です。まずは基礎をしっかりと固め、その上で段階的に応用力を身につけていくアプローチが最も効果的です。
基礎学習の段階では、概念の深い理解と基本問題の確実な解法を目指します。これにより、学習への自信が生まれ、効率的な学習が可能になります。
応用学習の段階では、思考力の向上や知識の活用と定着を図っていきましょう。
さらには学習の移行の仕方にも工夫がありました。
基礎から応用へのスムーズな移行には、段階的なアプローチが必要です。簡単な応用問題から始め、徐々に難易度を上げていくことで、無理なく応用力を身につけることができます。
また、効果的な学習サイクルを確立することで、継続的な学力向上が可能になります。
最後に、成績を伸ばすための学習は長期的な取り組みになります。焦らず、着実に学習を進めていくことが大切です。基礎と応用のバランスを意識しながら、自分に合った学習方法を見つけ、継続的に努力を重ねていけば、必ず成果は表れます。
理系科目で少しでも点数が伸びるようになってくれば、自分が志望している進路へ行ける可能性も少しずつ高まっていきます。
ちょっとずつ、日々成長していきましょう。

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