理系科目で点数を取ることに必要なのは基礎固め?応用学習?

理系科目で点数を取ることに必要なのは基礎固め?応用学習? コラム

理系科目で点数が取れるようになってきたら、次のステップとして点数を伸ばしていきたいと思うようになると思います。

その時期に入ると、点数を伸ばすための学習方法はどうすべきか悩む時期でもあります。

具体的には、基礎知識をしっかりと定着させる「基礎固め」の学習を行っていくべきか、様々な問題に対応できるような「応用学習」を行っていくべきかということで、悩むことが出てきます。

このページでは、理系科目の点数を伸ばすようにするための学習方法について説明していきます。

 

点数を伸ばすためには「応用学習」が必須

点数を伸ばすためには「応用学習」が必須

まず、結論からお話すると、理系科目の点数を伸ばすためには、「応用学習」が必須となります。

「おすすめ」ではなく、「必須」とした理由も後述しますが、なぜ「応用学習」が必要かの解説もしていきます。

理系科目で点数を伸ばすために、応用学習が必須な理由は下記の3点です。

  1. 理系科目は、知識を応用させる科目だから
  2. 様々な問題に対応することで、まんべんなく知識の応用方法を身につけられるから
  3. 基礎知識は発展的な問題に使うのは限定的だから

それぞれ理由について説明していきます。

理系科目は、知識を応用させる科目だから

まず第一の理由として、理系科目は知識を応用させる科目だからです。

この点については、応用問題の取り組みが「必須」とした理由にもつながるポイントになります。

中学生以上だと、学校で購入する問題集には必ずといっていいほど、「発展問題」などという問題が掲載されています。

また、模試や志望校の過去問などは、基礎問題ももちろんありますが、応用問題の方が出題比率が圧倒的に多いです。

理系科目の特性上、学習で身につけた知識を様々なケースに対応させて、知識を活用しながら解答ができるかということ見ていくことがあります。

そうなると、必然的に基礎知識を問う問題よりも、応用問題が多くなってきてしまいます。

また、数学に多いのが図形の問題だと思っていたら、途中から関数の問題になって、最終的に図形の知識と関数の知識を複合して解答していく問題というのもあります。

このような問題では、どうしても知識の関連づけもしなければいけなくなります。

そして、この考え方は基礎知識の範囲では出てこない内容になります。

そのため、理系科目では点数を伸ばすには応用学習が必要ということになります。

様々な問題に対応することで、まんべんなく知識の応用方法を身につけられるから

第二に、理系科目では、様々な問題に対応することで、まんべんなくその分野の知識の応用方法を身につけられます。

基礎問題や基礎知識の域では、基本的な問題の考え方、知識の使い方は十分に身につきます。

ですが、複合問題や応用問題では、出題のされ方も解答の進め方も基礎問題の域では出会わなかったようなものばかりが出てきます。

そうなると、基礎知識で解けるような問題しか解答できず、応用問題には対応できない状態になってしまいます。

なので、勉強の段階で、様々な出題のされ方や解答の進め方を学んでおくことで、実際の模試や受験でも対応することができるようになります。

そのために、様々な応用問題を学習しておくことが理系科目の点数を伸ばすことにつながっていきます。

基礎知識は発展的な問題に使うのは限定的だから

第三に、基礎知識は発展的な問題に使うのは限定的だからです。

どういうことかというと、基礎問題は基礎知識を全面に出して解答を進めていくことができますが、応用問題は基礎知識を断片的に利用しながら問題を解いていくことが多いです。

そのために、基礎問題や知識ばかりの学習ではどの段階で知識が使われるか、どこまでの知識を使うかが応用できません。

そのために、せっかく基礎知識がしっかりと身についているのに、応用問題で途中点までしかもらえずに点数が伸び悩むということがあります。

この傾向は、特に真面目でコツコツ学習をしている学生さんには見られることです。

慎重に学習をしているが故に、なかなか点数を伸ばせない理由になっています。

 

基礎学習はいつまでする?

基礎学習はいつまでする?

では、応用問題をするとして、基礎学習はいつまでするのがいいでしょうか?

答えは、自分が納得するまで続けるのがいいでしょう。

前提として、どんなに学習して知識を増やしていっても、時間経過とともに知識は抜けていってしまいます。

この知識が抜けていくスピードは人によって違います。

そのため、人によっては基礎学習をしなくなることに抵抗があることがあります。

だからこそ自分が納得するまで基礎学習は続けていくのがいいのです。

学習の比率の調整はすること

基礎学習を継続するとしても、応用問題を取り組む時間を増やせなければ点数を伸ばす学習には移行することはできません。

なので、基礎学習と応用問題に取り組む時間の比率は調整していくようにしましょう。

始めは応用問題に取り組む時間は少なくても大丈夫です。

取り組み方も、いきなり問題を解くということもしなくても大丈夫です。

1日5分、応用問題を見てみて、解答の進め方を実際の解答を見て学んでみるという方法でも問題ありません。

とにかく自分に合う学習方法で、少しでも応用問題に向き合う時間を作るということを意識づけて取り組んでみましょう。

 

まとめ

このページでは理系科目の点数の伸ばすための学習方法について説明をしていきました。

基礎問題や基礎知識の学習は非常に大事ですし、受験本番の直前までも大事になってきます。

ですが、応用問題に挑戦していくという姿勢も、点数を伸ばす上では大事になってきます。

勉強の進め方や方針は一人ひとり違っているので、今すぐにでも応用問題の学習を始めることはおすすめしているわけではありません。

自分に合った学習方法と進め方で、少しでも点数を伸ばせるように学習を進めていきましょう。

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