数学を学習する際、今後は文字式を頻繁に使っていくことになります。
そして、文字式からより具体的な値を求めていくときに、「代入」という操作を行なっていきます
文字式に数を代入することは、数学の理解を深める上で非常に重要な概念です。このコラムでは、文字式への数の代入について、初めて学ぶ方にも分かりやすく解説していきます。
まだ文字式について理解が十分ではないという方は下記のコラムを振り返っておきましょう。

文字式とは何か
改めてにはなりますが、文字式とは、数の代わりに文字を使って表した式のことです。例えば、「$x+5$」や「$2y-3$」などが文字式の例です。
文字式を使うことで、具体的な数値が分からなくても、計算の仕方や関係性を一般的に表現することができます。
文字式は、数学の様々な場面で活用されます。これから学習していく方程式を解く際や、図形の面積を求める公式を表す時など、幅広い用途があります。
文字式を使うことで、複雑な計算や関係性を簡潔に表現できるのです。
代入とは
「代入」とは、文字式の中の文字に具体的な数値を当てはめることを指します。
例えば、「$x+5$」という文字式があったとき、$x$に2を代入すると「$2+5$」となり、計算結果は7になります。
数の代入を行うことで、文字式が表す具体的な値を求めることができます。これは、抽象的な文字式を現実の数値に変換する重要な操作です。

代入の基本的な手順
数の代入を行う際の基本的な手順は以下の通りです。
- 代入する文字と数値を確認する
- 文字式の中の該当する文字をすべて、指定された数値に置き換える
- 必要に応じて、計算を行う
例えば、「$2x+3$」という文字式に$x$の値として4を代入する場合は、
- $x$に4を代入することを確認
- 「$2x+3$」の中の$x$を4に置き換えて「$2・4+3$」とする
- 計算を行い、「$8+3=11$」という結果を得る
このように、手順を踏んで丁寧に代入を行うことで、正確な結果を導き出すことができます。
代入の意義と活用
数の代入には、大きく分けて二つの意義があります。
1. 具体的な値を求める
文字式に数値を代入することで、その式が表す具体的な値を知ることができます。これは、方程式の解の確認や、関数の値を求める際に重要です。
2. 文字式の意味を理解する
代入を通じて、文字式が表す関係性や変化を具体的に捉えることができます。これにより、文字式の持つ意味をより深く理解することができます。
例えば、長方形の面積を表す文字式「$S=ab$」があるとき、$a$に3、$b$に4を代入すると、$S=3×4=12$となります。これにより、縦3cm、横4cmの長方形の面積が$12cm^2$であることが分かります。
このように、数の代入は単なる計算操作ではなく、数学的な概念を具体的に理解するための重要なツールなのです。

代入の応用と注意点
代入の技術を身につけると、より複雑な問題にも対応できるようになります。ここでは、代入の応用例と、注意すべき点について説明します。
1. 複数の文字がある場合の代入
文字式に複数の文字が含まれている場合、それぞれの文字に対して代入を行います。
例えば、「$ax+by$」という式があり、$a=2,b=3,x=4,y=5$と与えられた場合、
- まず「$ax$」の部分:$a=2,x=4$なので、$2×4=8$
- 次に「$by$」の部分:$b=3,y=5$なので、$3×5=15$
- 最後に足し合わせて:$8+15=23$
このように、順序立てて代入と計算を行うことで、正確な結果を得ることができます。
2. 負の数や分数の代入
代入する数値が負の数や分数の場合は、特に注意が必要です。
例えば、「$2x-3$」に$x=-2$を代入する場合、
$2・(-2)-3=-4-3=-7$
このとき、$2x$ の部分が負の値になることに注意しましょう。また、分数を代入する際は、計算の順序を間違えないよう気をつける必要があります。
3. 代入後の計算順序
代入後の計算を行う際は、通常の計算の順序(括弧、指数、乗除、加減)に従います。
例えば、「$3x+2(x-1)$」に$x=5$を代入する場合、
$3・(5)+2(5-1)=15+2・(4)=15+8=23$
このように、括弧内の計算を先に行い、その後で全体の計算を行います。
文字式と代入の活用例
文字式と代入の技術は、日常生活や様々な学問分野で活用されています。このページでは比較的身近なプログラミングを例に挙げます。
プログラミングでの活用
プログラミングにおいて、変数(文字)に値を代入する操作は基本的なものです。これは、数学の文字式と代入の概念が直接的に応用されている例になります。

文字式と代入の学習を深めるために
文字式と代入の概念をより深く理解するために、以下のような学習方法をお勧めします。
- 日常生活の中で文字式を見つける練習をする
- 様々な文字式に異なる数値を代入し、結果の変化を観察する
- 文章題を文字式に置き換え、解く練習をする
- グラフ電卓やスプレッドシートを使って、代入の結果を視覚化する
これらの方法を通じて、文字式と代入の概念をより身近なものとして捉えることができるでしょう。
まとめ
文字式への数の代入は、数学の抽象的なイメージを具体的な数値に変換する重要な計算操作です。この技術を習得することで、数学の様々な分野への理解が深まり、日常生活や他の学問分野での問題解決にも役立ちます。
初めは難しく感じるかもしれませんが、基本的な計算手順を押さえ、多くの練習問題に取り組むことで、確実に力をつけることができます。文字式と代入の学習を通じて、数学の基本的な取り組みを身につけてもらえればと思います。

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